| 今回の御殿場市環境課主催の富士山自然観察会は御殿場口新5合目周辺の火山砂礫地での植物を観察しながら、富士山自然誌研究会会長の菅原久夫先生による、フジアザミ、フジハタザオなどのフォッサマグナ要素の植物とパイオニア植物などについての解説を聞かせていただきました。厳しい環境に強いカラマツ、スミレとアリの関係、本来なら標高2,500m以上の高地にしか見られないオンタデの話、中でも、多様性がいかに大切であるかという解説の中で、この地域で行われているバッコヤナギなどの植栽が富士山自然公園の風景としてはふさわしいものではないというお話が印象に残りました。
観察できた植物
フジアザミ、クサボタン、シロバナノヘビイチゴ、シモツケ、オンタデ、カラマツ、カリヤスモドキ、ヨモギ、ノコンギク、イワオウギ、ヤマハンノキ、ミヤマヤナギ、フジイバラ、イボタノキ、タチツボスミレ、キオン、ベニバナイチヤクソウ、フジオトギリソウ、ネバリノギラン、ヤシャブシ、イワニンジン、オトコエシ、フジハタザオ、ムラサキモメンヅル、クモキリソウなど
午後からはフジフォレストクラブのメンバーと共に富士山スカイライン沿いの森を散策しました。
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