| 数日前、NHK静岡放送局で、小富士を走り回るオフロードバイクや、平安時代に開かれた村山口登山道の発掘調査などを紹介した1991年の番組が再放送されました。その放送から5年後の1996年、台風17号が富士山の南麓一帯に大規模な風倒木被害をもたらし、ほとんど消えていた登山道はさらに寸断されてしまいました。以来、村山口登山道は繁殖したスズタケと大量の風倒木に埋もれていましたが、その登山道を復活させようと活動を始めた畠堀操八氏(シニア大楽・山楽カレッジ)から登山道の復活状況をお知らせいただきましたので、早速、今回の観察会で登山道の一部を歩いてみました。散策したのは高鉢山〜ガラン沢・御殿庭コースの遊歩道途中からスカイラインまでの下り約600mほどの短い区間でしたが、2、3個所に風倒木があるものの比較的歩きやすく、今後、宝永遊歩道〜高鉢駐車場、またはスカイライン方面等の散策が楽しめそうです。草花の乏しい季節ながら、3年ぶりにコハクランを見られるなど、実りある観察会になりました。(参加者5名) |