6月2〜3日 日本野鳥の会70周年記念探鳥会(1)
1934年(昭和9年)6月2日と3日、歌人の中西悟堂が設立した会の趣旨に賛同した柳田国男、北原白秋、金田一京助、そして先日亡くなられた当時学生の金田一春彦氏など、多くの文化人たちが参加して日本で最初の探鳥会が富士山で行われました。日本の自然保護運動の先駆けとなったその記念すべき探鳥会からちょうど70年目の6月2日、当時の参加者の親族の皆さん、俳優で日本野鳥の会会長の柳生博さん、湯川れい子さん、江戸屋小猫さんなど約30人が参加して探鳥会と記念碑の除幕式が行なわれました。翌3日は地元の子供たちや野鳥の会会員なども参加して、早朝から観察コースでの探鳥会や70年前の探鳥会の記念写真の場所を訪ねて記念写真の撮影などが行なわれました。
経団連ゲストハウスにて
日本野鳥の会会長の柳生博さん
野鳥の会スタッフが双眼鏡の使い方を指導
地元東富士支部の菅支部長の案内で探鳥会を行いました
観察された野鳥 シジュウカラ・キセキレイ・オオルリ・ガビチョウ・ホトトギスなど
子供たちが除幕して神事が行われました
雨後
叢林にそそぐ雨の竪琴
たとへようもない音とこだまの鬩ぎ合い
とつぜん青白の世界に日が射すと
小瑠璃の声が
宝石のように光の中にころがり出た
中西悟堂 昭和11年6月25日須走にて
記念碑の前で記念写真
6月3日 日本野鳥の会70周年記念探鳥会(2)
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