| かつては最も多様性に富み、豊かといわれた田園地域の生態系ですが、近年は、宅地化、農業の近代化により、里山(本来の意味の里山である雑木林)の消滅、川や手溝(田に水を引く小川)のコンクリート化などにより、多くの生きものたちが生息していた環境が失われました。かつてのそのような環境の名残がみられる御殿場市浄化センター周辺で富士山自然誌研究会の菅原先生(植物)と日本野鳥の会東富士支部の菅支部長の案内で観察会が行われました。特に珍しい植物が見られたわけではありませんでしたが、上空をトビが舞い、野鳥の囀りと懐かしい小川の水音の中で、先生の解説を聞きながら楽しい観察会のひとときを過ごしました。 |