2001年6月17日の観察会
今回は、スカイラインが完成して廃道となった高鉢山近くの旧富士宮口登山道(車道)から二合目林道を経て、先月の例会でも散策した西臼塚への遊歩道(標高1,750m〜1,200m)を歩きました。旧道に入ってすぐに生まれたばかりと思われる子鹿の死骸がありました。同行の安藤氏は「今年は鹿の死骸はこれで4体目」とのことです。あたりには鹿の糞と獣道がいたるところに見られ、鹿の数の多さを示しています。トリガタハンショウヅル、アオチドリ、アオホオズキ、ツルガシワなどの植物。巣立ったばかりのカケスのヒナやメボソムシクイ、ルリビタキ、ジュウイチなどの野鳥。そして、エゾハルゼミを間近で見ることができました。高鉢山近くには今回歩いた旧道のさらに一世代前の登山道と思われる歩道があり、96年初夏の観察会で歩きましたが、同年の台風による風倒木で寸断され、完全に失われました。尚、旧富士宮口は今回のコースの一部も含めて市兵衛沢(?)上流部沿いに新五合目方面へと続いています。 |