2000年5月14日の観察会
天照教ではオオシマザクラの花が盛んに風に散っていました。今年は例年より季節が遅れています。(須走口五合目でもカラマツの芽吹きやフジザクラの開花が2週間ほど遅れているとのことでした。) 風倒木被害のため伐採されて草原になっていた人工林跡は「富士山自然の森づくり」の手で広葉樹を植樹する準備が行われていました。そこで苗木の準備をしていた会の人にいろいろお話を伺うことができました。ブナを中心に、この地域の遺伝子を持った何種類かの広葉樹を植えるとのことでした。150年後を夢見ての森づくりなのだそうです。
草原ではミツバツチグリやホウチャクソウが多く見られ、林内で珍しいイチリンソウを見つけました。その後、天照教から十里木に移動して林道を散策しました。花の種類は多くはありませんが初めて見たものがいくつかありました。(参加者9名) |