1999年8月22日の観察会
富士山NETの磯田さんと宝永遊歩道で合流する予定で富士吉田口高鉢山駐車場、七曲り駐車場周辺を散策した後、富士宮口5合目へ向かいましたが駐車場は満杯、標高2,200mあたりまで駐車場から溢れた車が路上に駐車している状態でした。仕方なく宝永遊歩道と磯田さんとの合流はあきらめ、標高2,200m付近の市兵衛沢を散策しました。ここではヒメシャジン、トモエシオガマ、キオン、アキノキリンソウなどが咲いていました。時折、霧がかかりクジャクチョウなど、期待したチョウは残念ながらほとんど見ることはできませんでした。その後、御殿場口近く標高1,200mの砂沢へチョウを目当てにテンニンソウの群生場所に行きました。ここは昨年の23日、同例会で行きましたが花が終わってしまっていたため空振りに終わった場所です。しかし今回はテンニンソウはまだ咲き始めたばかりでチョウもあまり集まってはいませんでした。それでもアサギマダラ、サカハチチョウなどを見ることができました。来週あたりがちょうど良いかも知れません。十里木への遠回りコースですが標高1,000mの天照教付近を散策。96年の台風被害で伐採された広大な人工林跡が草原になっている場所は環境が突然変わったため非常に多種多様な植物が見られます(なんとトマトまでありました)。ある程度草原化が進めば優先種が生き残って安定することでしょう。最後は富士山NET「愛鷹山」でも紹介されている標高900mの十里木の草原を散策しました。富士山の溶岩流や堆積物が迫る愛鷹山の山裾にあたりますがあらためて良い場所だと思いました。(参加者3名) |